第39話


836:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:04:24 ID:wCxLOavU0

第39話

838:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:05:16 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「2匹目の人間よ。貴様にも問おうではないか。
我の仲間になるがいい。さすれば――――――」

( ФωФ) 「――――――世界の半分を、お前にやろう――――――」

( A ;メ)

(メ;゜ω゜)

839:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:06:03 ID:wCxLOavU0

太い石柱が立ち並ぶ広い空間。
大きな竜を象った燭台の炎が燃え盛る。

傍らには、戦友ドクオの姿。

(‘A ;メ)

彼もまた、この地に辿り着いていた。

(メメ^ω^)「お前が・・・竜王かお・・・」

無論、聞かずとも解っていた。

840:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:06:57 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)

自分達の二倍はあるかという身の丈。

王たる威厳を誇示するかのような装束を纏い、竜型の杖を持つ。

首からは、大きな水晶をはめ込んだ首飾り。
その石が、ゆらゆらと青白い霊妙な微光を放っている。

そしてありとあらゆる厄災を凝縮したかのような、絶大な妖気を醸し出して。

841:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:07:43 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「いかにも」

( ФωФ)「我がこの世界を統べし王」

( ФωФ)「――――――“ 竜王 ”――――――なり!」

(メメ^ω^)「・・・」

(メメ^ω^)「“お前にも”・・・という事は」

(メメ^ω^)「その質問を、ドクオにもしたという事かお」

(‘A メ)「・・・・・・」

( ФωФ)「クク・・・そうだ」

842:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:08:37 ID:wCxLOavU0

((メメ ω )「だったら――――――」ギリッ

剣を握る力を強めて。地を蹴り駆け出す。

(‘A`;メ)「!!ッ まて、ブーンッッ!?」

(メ#^ω^)「ドクオと同じッ!」

全体重をのせて跳び、竜王に斬り掛かった。

(メ#^ω^)「答えだおおおおッッ!!」

843:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:09:17 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「愚か者めが・・・」

(( ФωФ)「・・・ふん・・・!」 ギュバッ!!

(((メ;゜ω゜)))「・・・うがっ・・・ はあぉっ・・・!?」 バギッ!

凄まじい杖の一振りで、跳ね返された。
数秒ほども滞空し、床に打ち付けられる。

体の芯に衝撃が伝わり、呼吸の自由意志が奪われ、のたうつ。

((メメ; ω )) (な・・・なんて力・・・! なんて速さ・・・!)

竜王にとっては、目の前の蠅を払うかのような動作だったのだろう。

それでも、戦士のブーンですら、その一撃を完全に知覚し
回避する事は出来なかった。

生物としての規格の差に、慄然とする。

844:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:10:18 ID:wCxLOavU0

(‘A`;メ)「ブーン・・・!」

側にドクオが駆け寄った。

(‘A`メ)《・・・ベホイミ!!》

::(メメ ω ):: ヒュウゥ

(メ; -ω-)「お・・・ おお・・・」

ドクオは、ブーンに回復呪文を施した。
ブーンの傷ついた身体に光が染み込み、みるみる内に癒えていく。

845:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:10:58 ID:wCxLOavU0

(メ; ^ω^)「こ・・・これは・・・!」

体に、力が涌いてくる。
先刻までの苦痛が嘘のように消えて、活力が漲(みなぎ)る。

外傷は消え、流血は止まり。
強烈な吐き気もなくなった。全身に血が戻ったようだ。

完全に治癒された訳ではないが、
それでも先程までの、呼吸すらままならない状態から脱出した事で、
ブーンの肉体は歓喜にうち震える。

::(-A メ):: 《ベホイミ・・・》

ドクオは、自身の傷も回復の魔法で癒す。

846:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:11:52 ID:wCxLOavU0

(メ ^ω^)「ドクオ・・・」

(‘A`)「ブーン、よくここまで来た」

(‘A`)「お前なら・・・きっと生きてここまで辿り着くと思っていたぞ」

二人は、竜王の動きを警戒しながら会話する。
言葉を交わしながらも、武器を構え、視線と気は常に竜王の方へ。

(メ ^ω^)「ドクオもここまで・・・来たんだおね」

(‘A`)「ああ・・・なんとかな」

847:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:12:44 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「ほう・・・貴様等は、知己の間柄であったか」

( ФωФ)「ここまで偶然辿り着いた者同士が、傍輩(ほうばい)であったとはな」

( ФωФ)「強者は強者を知る、というところか。ククク・・・」

(メ ^ω^)

(‘A`)

( ФωФ)「よもや、我の眼前に、人間を二匹も立たせる事になるとはな」

( ФωФ)「四天王などとは言いつつも、所詮は烏合の衆であったか・・・」

( ФωФ)「使えぬものどもよ・・・」

(メ ω゜)

(‘A )

848:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:13:43 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「さりとて、たかが人間の一匹や二匹が増えようとも同じ事・・・」

( ФωФ)「やはり信じられるのは、我が力のみという事か」

( ФωФ)「くるがいい。脆弱な人間どもよ」

( ФωФ)「王の王たる所以を、その魂に焼き付け――――――」

( ФωФ) 「――――――そして絶望の中で、死ぬがいい!」

ビリビリッ ((メ  ω )) 「・・・ッッ!!」 ((‘A )) ビシビシッ

849:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:15:12 ID:wCxLOavU0

竜王は、その装束を翻す。
凄まじいオーラが突風のように、ブーンとドクオに吹き付けられる。

そして一歩ずつ、こちらへ近づいて来る。

しかし、後退はしない。たじろぎはしない。

(メ ^ω^)

(‘A`)

戦士達はその気迫を、真正面から受け止められるほどに成長したのだ。

真っすぐに。 逸らさずに。

自分たちの運命を、受け入れるように。

850:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:16:38 ID:wCxLOavU0

(‘A`)「ブーン」

(メ ^ω^)

(‘A`)「兎に角にも、このタイミングでお前と合流できたことは、神が与えた僥倖(ぎょうこう)だ。
これ以上ない、絶妙の好機・・・光明が見えてきた」

(メ ^ω^)

(‘A`)「勝機が到来した。俺一人じゃ無理だったが・・・」

(‘A`)「お前となら・・・・・・超えられる。 超えられるはずだ」

(メ ^ω^)「ドクオ・・・」

(メ ^ω^)「やるお・・・ 二人で・・・!」

(メ ^ω^)「ドクオと一緒になら、きっとあの怪物を打ち倒せるお・・・!!」

(‘A`)「ああ・・・!」

852:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:17:34 ID:wCxLOavU0

竜王と、二人の戦士の距離が、ゆっくりと縮まってゆく。

そして――――――

(♯ФωФ) 「 クウ ウウ ゥゥウ ウアァ ア アァアアッッ!! 」

(メ#゜ω゜)「はああああッッ!!」

(‘A`#)「おおおおおッッ!!」

853:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:18:57 ID:wCxLOavU06:43:13

ブーンが、突撃して竜王との間合いを詰める。

先ほどは一撃で跳ねられたものの、活力が戻った今、
己の最高の力を奮える。最高の速度で動ける。

(((メ#゜ω゜)「おおおおっッ!!」 ビヒュヒュッ!!

((( ФωФ)「フウゥン!!」 ガキッ!!

ブーンの剣の連撃を、竜王は杖で受ける。

((メ#゜ω゜))「ぐゥッ!!」

その一撃の重みは、斬り掛かったブーンの身体を痺れさせる。

しかし、尚も果敢に連撃を繰り出してゆく。

854:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:19:59 ID:wCxLOavU0

ブーンが、突撃して竜王との間合いを詰める。

先ほどは一撃で跳ねられたものの、活力が戻った今、
己の最高の力を奮える。最高の速度で動ける。

(((メ#゜ω゜)「おおおおっッ!!」 ビヒュヒュッ!!

((( ФωФ)「フウゥン!!」 ガキッ!!

ブーンの剣の連撃を、竜王は杖で受ける。

((メ#゜ω゜))「ぐゥッ!!」

その一撃の重みは、斬り掛かったブーンの身体を痺れさせる。

しかし、尚も果敢に連撃を繰り出してゆく。

855:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:20:56 ID:wCxLOavU0

(‘A`)《ベギラマ!!》

((::::: ωФ))) 「むぅ・・・ん・・・ッッ」 ズズン!

後方から、ドクオが呪文で支援する。
前線にブーンが立つ事で、心置きなく呪文の解放に専念できる。

((メ#゜ω゜)「ふぅおおッッ!!」

魔法による援助があるおかげで、
多少押されたとしても、全力で剣を振るえる。

856:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:22:06 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「くっ・・・」

((( ФωФ))「ガアアアッッ!!」ブオンッ!!

((((((メ# ω ))))「あぎっ・・・!!」ドガァッ

(‘A`)《ベホイミ!!》

::(メ# ω ):: 「う・・・・・・」

((メ#゜ω゜)「・・・・・・ぉぉおおおおッッ・・・!!」

(♯ФωФ)「ぬうぅうん・・・!!」

ブーンとドクオは、二身一体となって、竜王に立ち向かう。

(メ#゜ω゜)    (‘A`#)

857:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:23:27 ID:wCxLOavU0

美しくすらあるリズムで。
これ以上ない、完璧な連携。

飛び抜けた身体能力で剣術を振るい、前線に立つブーン。

(メ#゜ω゜)

何者よりも優れた魔術を使い、後方から支援を送るドクオ。

(‘A`#)

互いが互いの弱さを補い、そして個々の強さを完璧に引き出してゆく。

各々に研ぎ澄まされた実力がある。

そして、信頼がある。

あいつになら、自分の命を預けられる。
だから、自分の全力を発揮出来る。

858:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:25:04 ID:wCxLOavU0

((メ#゜ω゜))           ((‘A`#))

すべてのパズルのピースが揃ったかのように。

こうなる事が、まるで運命で定められていたかとでも言うように。

二人の呼吸は完全にひとつになった。

――――――だが。

859:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:26:56 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「く・・・」

( ФωФ))「しゃらくさい・・・・・・」 ドウッ!

(((メ; ω )))「ぐくぅおッ・・・!!?」

凄まじい杖の一振りを喰らう。

地面に叩き付けられ、反動で撥ね飛ばされる。
ただの一撃で、骨の折れる音が肉に伝う。

その攻撃力は、あのジョルジュの鉄拳を彷彿とさせる。
いや、それ以上の破壊力か。

血の味が喉からせり上がり、噴出する。

861:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:29:05 ID:wCxLOavU0

(‘A`;)「ブーン!! 《ベギラ・・・

( ФωФ) 《小癪だといっておる・・・!!》 カッ!

((((( A;メ))) 「ぐは・・・ッッ!!」ドゥンッ!!

竜王の放つ呪文の爆熱は、
ドクオの魔法を相殺し、さらに余力をもってドクオの身を吹き飛ばした。

連携の基盤が崩れかける。

863:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:30:55 ID:wCxLOavU0

(メ; ω )「ど・・・ク・・・ 」

(( ФωФ)「か弱い・・・か弱い・・・」

竜王の踏みつぶし、蹴り。
広い空間の、天井近くまで突き上げられ、落下する。

(((メ#゜ω゜))「ああああがはぁっ・・・!!」

864:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:32:05 ID:wCxLOavU0

相手は、竜王。

( ФωФ)

あのロトの勇者をも打ち破った、世界最強の魔族。
この熟練の二人の戦士をして、なお痛撃を与えるに至らず。

( A;メ)(つ、強い――――――強過ぎる・・・)

( A;メ)(俺とブーンの二人掛かりでも・・・まるで子供扱い)

( A;メ)(肉体の強さも、魔力の格も・・・俺達とはレベルが違う・・・)

( A;メ)(ここまで差があったなんて・・・)

( A;メ)(俺の魔力も、尽きかけてきている・・・)

( A;メ)(つけいる隙が・・・無い――――・・・)

865:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:33:43 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「クックック・・・」

( ФωФ)「クハッハッハッはっは・・・・・・!!」

( A ;メ)

(メメ; ω )

( ФωФ)「貴様ら人間の力など、たかが知れておる・・・」

( ФωФ)「人間どもから奪い取った、この“光の玉”の力をもって、
我の力は、まさに極限まで引き上げられておる・・・」

( ФωФ)「あのロトの勇者と相対したときよりも・・・」

( ФωФ)「何倍も・・・ 何十倍もな・・・!!」

866:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:36:19 ID:wCxLOavU0

竜王は、首から下げる水晶をゆるりと撫でた。
水晶がそれに呼応するように、禍々しい紫光に染まる。

( ФωФ)「我は帝王、この世界に君臨すべき覇王なり」

( ФωФ)「ロト無き今、もはや我に敵うものなど、この世には存在せんのだ。
貴様ら程度がどう歯向かおうともな・・・」

( ФωФ)「確かに人間の範疇で見れば、貴様等は比類なき力を持つのであろう」

( ФωФ)「我を討つ為に、死ぬほどの鍛錬をした事も、理解(わか)る」

( ФωФ)「だがその力も・・・」

867:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:38:14 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「  この竜王の前には、児戯、無力!!  」

( ФωФ)「貴様らのこれまでの人生など――――――」

( ФωФ) 「  我の力の前には、無為そのものよ!!クハハハハハ・・・!! 」

( A ;メ)

(メメ ω )

868:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:40:41 ID:wCxLOavU0

(メメ ω )「・・・・・・じゃない・・・」

((メメ ω )「無為なんかじゃ・・・ 無いお・・・!」ユラ…

( ФωФ)

( A ;メ)「ブーン・・・」

震えながら、剣を頼りに立てて、ブーンは立ち上がる。

((メメ# ω )「無駄なんかじゃ・・・ないんだお・・・!」ユラ…

869:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:42:18 ID:wCxLOavU0

ξ゚⊿゚)ξ『すごいわね・・・ブーンって』

( ^ω^)『おっ?』

870:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:43:17 ID:wCxLOavU0

ξ゚⊿゚)ξ『自分の為、じゃなくて・・・“誰か”の為に、貴方は旅をしているんだから』

( ^ω^)『お・・・そうかお?』

ξ゚⊿゚)ξ『そうよ。大抵の人間は・・・皆誰だって、自分の為だけに生きているわ』

ξ゚⊿゚)ξ『他人の為に生きられるほど・・・人は強くないもの』

( ^ω^)『どうだろうかお・・・』

ξ゚⊿゚)ξ『いいえ、強いわ。きっと、誰よりも』

ξ゚⊿゚)ξ『だから私、祈るわ。貴方の為に』

( ^ω^)『ツン・・・』

873:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:45:00 ID:wCxLOavU0

ξ゚⊿゚)ξ『貴方が他の誰かの為に戦うというなら、私は、“貴方”の為に』

ξ゚⊿゚)ξ『ブーンが傷つき果てないように・・・その願いを成就できるように』

ξ゚⊿゚)ξ『貴方の為に、毎日祈りを捧げるわ』

ξ゚⊿゚)ξ『それが、私が祈りが誰かの為になるって事になるんだと思う』

ξ゚⊿゚)ξ『ブーンのように・・・わたしも強くなりたいもの』

ξ゚⊿゚)ξ『私だけじゃないわ。貴方に関わった全ての人が』

ξ゚⊿゚)ξ『貴方に・・・願いを、希望を託しているはずよ。きっと』

( ^ω^)『・・・・・・』

ξ゚⊿゚)ξ『それでも・・・実際に剣をとって戦うブーンとは、
比べる事なんてできないけれど・・・』

ξ ⊿ )ξ『許してちょうだい・・・祈る事だけしかできない、この私を・・・』

( ^ω^)『ツン。許すだなんて、とんでもないお』

876:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:48:08 ID:wCxLOavU0すいません、>>873は訂正です。修正前のはっちった
×ξ゚⊿゚)ξ『それが、私が祈りが誰かの為になるって事になるんだと思う』
○ξ゚⊿゚)ξ『それが、私の祈りが誰かの為になるって事になんだと思う』

877:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:48:48 ID:wCxLOavU0

( ^ω^)『ツンの気持ち・・・確かに受け取ったお』

( ^ω^)『ツンの祈りを、きっとブーンの強さに変えてみせるお!』

ξ*゚⊿゚)ξ『ブーン・・・』

ξ*゚⊿゚)ξ『――――――ありがとう』

( ^ω^)

878:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:50:12 ID:wCxLOavU0

(メメ ω )「無駄なんかじゃ決してないお・・・」

(メメ ω )「ブーンの人生も・・・ ドクオの人生も・・・!」

(メメ ω )「無駄な命なんて、決して在りはしないんだお・・・!」

(メメ ω )「託されて、受け継いで・・・ここまでやってきた・・・」

(メメ ω )「沢山の誓いと・・・屍を超えて・・・・・・  ブーン達はここに立っているんだお・・・!」

( A メ)

――――――――――――――――――――――――――――――

       (,,゚Д゚)
            (*゚ー゚)      ( ゚∀゚)
   J( ‘ー`)し
               ( ´∀`)       ζ(゚ー゚*ζ
        川 ゚ -゚)          ( ・∀・)

――――――――――――――――――――――――――――――

879:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:51:52 ID:wCxLOavU0

(メメ ω )「その人達の想いをも、命をも・・・意味が無いものだったなんて言わせないお・・・」

(メメ ω )「竜王――――――おまえは――――――」

(メ# ω ) 「  ブーン達が!絶対に!!」

(メ# ω ) 「――――――倒してみせるお!!!!」

( A メ)

( ФωФ)

880:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:54:00 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「ふ・・・何を戯れ言を」

( ФωФ)「例え貴様等にどんな過去があったとしても・・・」

( ФωФ)「今、ここで貴様等が、劇的に強くなる訳でもあるまい・・・」

( ФωФ)「弱者の遠吠えに過ぎぬ――――――」

( A#メ) 《 ベギラマ――――――!! 》

((((::::::: ωФ)))) 「ぬうっッ!!?」ズズゥン…!!

((::::::: ωФ))「む・・・・・・っ」

((((メ#゜ω゜)「うおおおあああああッッ!!」

881:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:56:07 ID:wCxLOavU0

( ;ФωФ)「ぐ・・・!?」ギィン!!

( A#メ)) 《はあああああっっ!!》

((メ#゜ω゜)「おおおおおおッッ!!」

( ;ФωФ)(く・・・バカな・・・こいつら・・・)

( ;ФωФ)(先刻より疲弊しているはず・・・なのに動きが良くなって――――――)

882:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:56:56 ID:wCxLOavU0

そうだ。

俺達は、負けられない。

( A メ)

絶対に負けられないんだ。

誓いを交わした人々の為に。

883:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:58:17 ID:wCxLOavU0

(゚、゚トソン『再びまた、ここに会いにきて頂きとうございます』

( A メ)《俺は・・・ 俺は・・・・・・ッ》

(*゚∀゚)『ぜったい、ぜったい~~~~~~ぜったい、もどってきて!』

( A メ)《この世界の為に・・・! 自分が帰るべき場所の為に・・・・・・!!》

川メ; -;) 『   竜王を・・・・・・  たお・・・  して・・・・・・   』

( A#メ)《あいつらとの、約束の為に――――――俺達は・・・・・・勝つ・・・!!》

885:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 18:59:52 ID:wCxLOavU0

ドクオは、あらん限りの魔力を振り絞る。

全身全霊をかけて。

( A#メ)《ハァッ、ハァッ・・・!!》

ここまで辿り着くまでにも、多くの魔力を消耗した。

残りわずかのエネルギーを、凄まじい勢いで放出する。

魔力は、どんどん失われてゆく。

苦しくなってきた。意識が眩みもする。

それでも止まらない。

止められない。

887:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:01:50 ID:wCxLOavU0

((((( ;ФωФ))))「ぐううううッッ!!」

その魔力の解放は、ドクオ自身の魂の叫び。

己が誓いに対する、力の限りの咆哮。

::(( A#メ)):: (!!) ドクンッ

ドクオのしている、首飾りが、光を放つ。
身体に、エナジーが注がれ、満ち満ちてくる。

温かい、優しさを帯びた力が流れ込む。

(( A メ))(これは――――――!!)

888:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:03:38 ID:wCxLOavU0

――――――――――――――――――

       川 ゚ -゚)

――――――――――――――――――

(( A メ))(――――――ありがとう)

首飾りの力を吸収したドクオは、更なる力を解放する。
流星のように、呪文の閃光が降り注いだ。

889:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:05:35 ID:wCxLOavU0

((((メ#゜ω゜)「はああああおおおおッッ!!」

( ;ФωФ)「ぐがぁ・・・ッ」

少しずつ、押している。

ドクオの呪文が隙を与え、ブーンの剣撃が命中し始める。
竜王の肉体に、ダメージが蓄積してゆく。

(((((♯ФωФ)))) 「――――――かァッッ・・・!!」ドゥッ!!

((メ# ω ))「くぅッ・・・!」

(( A#メ))「うおおッっ・・・」

竜王の魔力の発散により、ブーンとドクオは吹き飛ばされる。

890:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:07:29 ID:wCxLOavU0

( ФωФ)「く・・・」

( ФωФ)「・・・なるほど。貴様等の力・・・見誤っていたと認めよう」

( ФωФ)「ニンゲン“如き”とは言えぬ。流石、ここまで辿り着く猛者である」

( ФωФ)「貴様等のその執念に対して――――――」

(( ФωФ))「我も全力を出して戦おうではないか・・・・・・」ビキッ…

竜王の持つ邪悪なる魔の気配が歪み、さらに禍々しいものへと変貌してゆく。

正視しているだけで、精神が崩壊しそうなほどの圧力(プレッシャー)を放ちながら。

そして、その肉体が隆起し――――――

891:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:09:20 ID:wCxLOavU0

(メ#^ω^)

(メ#^ω^)「ドクオ・・・ここからが本番だお・・・」

(‘A`メ)「ああ・・・・・・」

((((((;;::;:;:ω;;:;;:)))))) 「グギャオオオォオォオオォオオオオ!!」ベキバキ

(‘A`メ)「・・・ブーン、聞いてくれ」

(メメ^ω^)

892:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:10:16 ID:wCxLOavU0

(‘A`メ)「俺には、奴を倒す事のできるかもしれない秘術がある」

(‘A`メ)「だが今の俺には、それを放つには少々時間がかかる・・・」

(メメ^ω^)「・・・・・・」

(‘A`メ)「それを用意している間・・・援護は出来ない」

(‘A`メ)「ブーン、頼む。 何とか、その時間を稼いでくれ」

(‘A`メ)「そうすれば、俺が奴に極大の魔法をぶつけてやれる・・・・・・!!」

(メメ^ω^)「・・・わかったお、ドクオ」

(メメ^ω^)「全力で、竜王(あいつ)を止めにいくお。だから・・・」

(メメ^ω^)「ブーンを信じて・・・・・・その技の力を溜めてくれお・・・!」

893:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:12:36 ID:wCxLOavU0

:(‘A メ): 「ブーン――――――」

::( A#メ):: 《頼むぜ・・・・・・!!》

「グルルルゥゥウウううぅぅ・・・・・・」

ミミ♯ФωФ彡 「ゴアアアアアァァアアアァアアアアアアアアア・・・・・・!!」

(メ#゜ω゜)

::( A#メ)::

894:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:15:41 ID:wCxLOavU0

三*(‘‘)* 『ハインねえちゃん!!』 ドバーン!

((( ;゜ω゜)『どぅるぉあお!』ビクッ

((从; ゚∀从『うきょーーーーっっ!』 ビククッ

*(‘‘)* 『おねえちゃん、おべんとうください!あれ?ブーンにいちゃん!』

( ;^ω^)『ひ、久しぶりだおヘリカルちゃん』

*(‘‘)* 『いまふたりくっついてなかったー?』

( ;^ω^)『くくくくっついてないおうおうお!』

从; ゚∀从『どきどきどきどき!』

895:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:18:14 ID:wCxLOavU0

*(‘‘)* 『ブーンにいちゃん、あそんであそんで!』

( ^ω^)『おお・・・ヘリカルちゃんは、いつも元気でいいおね』

从 ゚∀从『ヘリカル。今日は園の皆とピクニックだろ?
ブーンと遊んでる暇は無いんじゃないのかい?』

*(‘‘)* 『そう!楽しみにしてたの』

从 ゚∀从『お弁当、出来上がってるよ。さ、もっていき』 ハイヨ

*(‘‘)* 『ありがとう!いってくる!』 トッタタ

( ;^ω^)『稲妻のように現れて去っていったお』

从 ゚∀从『今日は、園の方の計らいで、しばらくぶりのピクニックなんだ』

( ^ω^)『園』

从 ゚∀从『ヘリカルは、孤児なんだ』

( ^ω^)『養護施設かお・・・』

从 ゚∀从『ああ』

896:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:20:50 ID:wCxLOavU0

从 ゚∀从『あいつは、まだ赤ん坊の頃に両親を魔物に殺されたんだ』

从 ゚∀从『頼れる親類もいなかったから、仕方なく施設に入ったんだけど』

从 ゚∀从『あいつの両親とアタシの家族も付き合いがあったからね。
ときどき、飯作ったりしてやってるんだ』

从 ゚∀从『あいつなりに明るく生きてはいるけど、やっぱり親みたいな存在が欲しいんだ。
アタシのところに、しょっちゅうやって来る』

( ^ω^)『・・・・・・』

从 ゚∀从『無情なもんだよ。こんな時代に生まれついて』

从 ゚∀从『あの娘は、青空の色すら知らないんだ』

( ^ω^)『あ・・・そういう世代かお』

从 ゚∀从『ああ』

897:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:21:48 ID:wCxLOavU0

从 ゚∀从『アタシたちだって、久しく見てない』

从 ゚∀从『青空の景色の美しさなんて・・・もう、忘れかけちゃってるよ』

从 ゚∀从『みせてやりたいな。あの娘にも』

从 ゚∀从『 綺麗な、青空をさ・・・ 』

( ^ω^)

( ^ω^)『ハインさん』

( ^ω^)『いつかまた絶対に、青空を見る時がきますお』

( ^ω^)『陽の光の温かさを・・・ブーンが取り戻してみせますお!』

899:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:23:33 ID:wCxLOavU0

ミミ ФωФ彡「グオオオぉ――――――」

ミミ ФωФ彡))「ふぬぅうん・・・・・・!!」ドゴォッ!!

((((メメ# ω )))「ぐあッ・・・!」ドカッ!!

((メメ# ω )) (ぐ・・・)

ついに竜の形態へと変化した竜王。

漆黒の鋼の鱗。 遥かに見上げる巨体。 先刻にも増して凄絶な妖気。

ひとつの身を振る攻撃だけで、体重をのせ盾で受けてなお、
簡単に弾き飛ばされる。その一撃は、途轍も無く重い。

900:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:25:00 ID:wCxLOavU0

(((メメ# ω )))「くおぉ・・・・・・!!」ドゥッ

防御に徹する事でなんとか保っている。
攻撃をする必要はない。

例え一撃で弾き飛ばされても、すぐに起きて向かっていく。
盾を構え剣を振り、敵の注意をこちらに向けさせるのだ。

(((メメ# ω )))「がっ・・・・・・」バギィッ

::( A;メ):: (ブーン・・・!)

901:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:26:36 ID:wCxLOavU0

起き上がる度に、敵の打撃で吹き飛ばされる。

被弾の度に、軋み、骨が折れ、肉が裂け、血を吐く。
それでも、ドクオからの呪文の支援は無い。

この身一つで、全てを耐えて受けきらねばならぬ。

ミミ ФωФ彡「ふしゅるる・・・」

(メメ# ω )(ぐ・・・あ――――――)

しかし、絶対に後ろには通すものか。

攻撃は、すべて自分のこの体で塞(せ)き止める。
ドクオの呪文の用意が整うまでは、断じて邪魔はさせない。

それが、今の自分の使命だからだ。

902:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:27:48 ID:wCxLOavU0

ミミ ФωФ彡

ミミ ФωФ彡「貴様等・・・何か企んでいるな・・・」

(メ# ω )

::( A;メ)::

ミミ ФωФ彡「さっきから後ろのニンゲンからの攻撃が来ぬ・・・」

ミミ ФωФ彡「剣の戦士ばかりが前に出て耐えているのみ」

ミミ ФωФ彡「そして奥の者から感じられる魔力の高まり・・・」

ミミ ФωФ彡「何かを小細工を――――――したためているな・・・」

ばれた。

903:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:29:17 ID:wCxLOavU0

(メ# ω )「く・・・」

((メ#゜ω゜)「・・・くおぉおおおっ!!」

ミミ ФωФ彡「・・・しゃらくさい!!」バギィッ!!

((((メ# ω ))))「がぁハァッ・・・!!」

横薙ぎの尾振りで、横方へ大きく弾かれる。
距離をつくられてしまった。

その隙に、竜王がドクオの方へ向かっていく。

((メ# ω )) (ぐああ・・・ど・・・)

((メ# ω ) (ドクオ――――――!!)

904:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:30:00 ID:wCxLOavU0

ミミ ФωФ彡「グオオオアアァァアアア・・・・・・!!」

::( A メ):: 「ブーン・・・よくやった・・・」

::( A メ):: 《おかげで体勢が――――――整ったぜ》

ドクオの体が、強烈な魔力を帯びて光を放つ。 そして。

ミミ; ФωФ彡「――――――ッ!!?」

(‘A`#) 《   ベ   ギ   ラ   ゴ   ン   !!   》

竜の体が、閃熱の射砲に呑まれた。

905:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:32:11 ID:wCxLOavU0

((((((((ミミメ; ωФ彡))))))) 「ぐごおあああ ああ あ・・・・・・!?」 ズズズドドォ…!!

直撃。

衝撃で、辺りに凄まじい鳴動と突風が起きた。

まともに受けた竜王の体は、光に押され吹き飛ばされる。
石柱を砕きながら、反対側の壁に激突した。

壁が崩れ、煙が舞う。

906:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:33:24 ID:qnJ5yZc.0やったか!?

907:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:33:51 ID:wCxLOavU0

(メ;゜ω゜)「お・・・おおおっ・・・!?」

i!(‘A;メ)i 「ふぅッ・・・ふう!」ガクッ

(メ;^ω^)「ドクオ・・・!大丈夫かお!」

ブーンも、ふらつきながらドクオの側に。

(‘A;メ)「ああ・・・俺は問題ない。それよりお前は大丈夫か?」

(メ;^ω^)「こっちも何とかだお!」

(メ;^ω^)「とんでもない威力だお・・・!」

(メ;^ω^)「ドクオ・・・やっぱりお前は凄い奴だお!」

910:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:35:43 ID:wCxLOavU0

(‘A メ)「・・・・・・」

(‘A メ)「いや・・・ブーン・・・」

::(‘A;メ)::「体勢を整えろ・・・まだだ・・・」

::(‘A;メ)::「  まだ、終わっちゃいないッッ・・・!!  」

((メメ;゜ω゜)「!!」

911:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:37:25 ID:wCxLOavU0

ミミ♯メ;;ФωФ;彡 「  キャギャオオ オ ォオ ォオオオ・・・!!  」

黒煙の中から、竜王が突進してくる。

(メメ;゜ω゜)(ば、ばかな・・・アレをくらってまだ・・・!)

::(‘A ;メ):: 「くっ!ブーン、もう一度だ!はや――――」

ミミ♯メФωФ彡「ガアアアァァアアアッッ!!」

::(‘A ;メ):: 「!!」

(メメ;゜ω゜)「!!ど、ドクオ」

(((メメ; ω ))) 「危ないッ!!」バッ

::(‘A;メ):: 「くぉ・・・っ!?」

912:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:38:48 ID:wCxLOavU0

竜王の突進がドクオに照準を合わせ、目掛ける。
咄嗟に、ブーンはドクオを突き飛ばした

(((メ#;゜ω゜)「ぐあ  メキョ

代わりにブーンが突進に飲み込まれた。
竜王と一緒の勢いのまま、突き転がされる。

::(‘A;メ):: 「ブーンっっ!!」

914:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:40:16 ID:wCxLOavU0

ミミ♯メФωФ彡「グルルルル・・・・・・!!」

((メメ# ω )「あああああああああッッ・・・!!」メキメキョ

竜王の鋭い爪が、ブーンの腕に食い込み血が吹き出る。

ブーンは体ごと持ち上げられ、竜王に捕まえられた。
竜王は、見よがしにブーンをドクオへ突きつける。

::(‘A;メ)::「う・・・」

ミミメФωФ彡「尚も魔力を蓄積しているな・・・先ほどの術だろう」

ミミメФωФ彡「確かに凄絶な技であった・・・」

ミミメФωФ彡「しかし、それを放てば、この者にも直撃するぞ。我はこいつを盾にする。
そうすれば、間違いなくこいつは死ぬ」

((メメ# ω )「ぐああ・・・あッ!!」メキメキ

ミミメФωФ彡「こいつの命が惜しければ、その術の解放を止めるのだ・・・!!」

916:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:41:54 ID:wCxLOavU0

::(‘A;メ)::「く・・・」

::(‘A;メ)::(まずい・・・魔力の充填が完了しつつある・・・)

::(‘A;メ)::(このままだと、放出してしまう・・・が、ここで充填をやめたところで・・・!)

((メメ# ω )「・・・・・・!!」

(メメ# ω )「構わんお・・・」

(メメ# ω )「ドクオ、撃てお。撃つんだお・・・!」

ミミ♯メФωФ彡「!」

(メメ# ω )「ブーンなら・・・大丈夫だお・・・ だから・・・思い切り・・・ やってやれお・・・!」

::(‘A;メ):: (ブーン・・・・・・!!)

917:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:43:14 ID:wCxLOavU0

ミミメФωФ彡「クク・・・馬鹿な・・・できるはずは無い」

ミミメФωФ彡「ニンゲンというものは、何故だか知らんが、陳腐に馴れ合い、
仲間の命を見捨てられん種族らしいからな・・・!」

ミミメФωФ彡「我がニンゲンというものを研究した結果、どいつもがそうだった・・・
クーの報告でも、そのように言われておった・・・」

ミミメФωФ彡「貴様らニンゲンには、できまい・・・

(メ#゜ω゜)「ドクオ!!撃てお!!撃つんだお!」

(メ#゜ω゜)「ブーンに構わず、撃ってくれおおおおおお!!」

ミミメ;ФωФ彡「な・・・」

::( A ;メ)::

918:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:44:35 ID:wCxLOavU0

::( A ;メ):: 「・・・・・・」

::( A メ):: 「ブーン・・・!」

::( A メ):: (お前の覚悟――――――)

::( A メ):: 「受け取った・・・!!」

(‘A`#メ) 《  ・・・・・・うおおおおッッ! ブーーーーーーンンッッ!!  》 カッ!!

ドクオは、放った。 躊躇無く、全力を込めて。

ミミメ;ФωФ彡「ば・・・ッ!?」

(メメ# ω )「ハァッ、はぁッ!!」

919:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:45:55 ID:wCxLOavU0

( ・∀・)『おいおい、どうしたんだい。怖じ気づいちまったのかい?』

(メメ; ω )(・・・モララー)

(メメ; ω )(モララー・・・ 君はあのとき・・・すべてを覚悟していたのかお・・・)

(メメ  ω )「モララー・・・ 君の勇気を・・・!」

(メメ# ω )「 今! ブーンに!! 」

((メ#゜ω゜)づ 「――――――分けてくれおおおおおおおおおおおッッ!! 」

921:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:47:24 ID:wCxLOavU0

ミミメ;ФωФ彡「!!?」

竜王の爪が肉に食い込み、がっしりと掴まれている。
そこにブーンは、渾身の力を込めて剣を振り下ろした。

腕を、切り落とす。

竜王の腕ではない。

自分の腕だ。

924:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:49:15 ID:wCxLOavU0

ミミメ;ФωФ彡「な・・・」

腕からブーンの体が隔絶し重みが抜けた事で、一瞬気がとられる。

(メメ# ω ),.; 「おおッ・・・!」ブシュウッ

ミミメ;+ωФ彡 「くっ!?」

ブーンの腕から噴出する血が、竜王の視界を奪う。
そして、ブーンは落下しながら竜王の体を蹴り、反動で跳んだ。

926:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:50:22 ID:wCxLOavU0

ミミメ;ФωФ彡「う・・・」

ミミメ;ФωФ彡「――――――は!!?」

竜王の目の前に迫りくる、熱。

(((((ミミメ; ;;; ω: ;;彡)) 「・・・・・・グォオオオオオおおおおッッ」 ズドドドドァッ!!!

二発目の、ベギラゴン。

再び竜王の巨体は吹き飛ばされる。

928:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:51:40 ID:wCxLOavU0

::(‘A`;メ):: 「ブーンッ 大丈夫かっ!!」

ドクオは、すぐに魔力を充填しながらも、ブーンに駆け寄る。

(メメ#゜ω゜)「う・・・ぐ・・・あぐ・・・!」

腕の切断面に、炎の剣を振り、押し付ける。
激痛と、ジュウと肉が焦げる臭い。

止血はこれでいい。

::(‘A`;メ):: 「ブーン!」

(メメ# ω )「だ・・・大丈夫だお・・・!」

929:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:53:14 ID:wCxLOavU0

左腕を失った。

これによって盾を構える事が出来なくなってしまったが、かまわない。

盾が必要になるというのであれば、自分の肉体を盾にして、
竜王に対する攻撃手段の要であるドクオを守ればいいだけだ。

それよりも、竜王にダメージを与えたという大きな功績が残る。

(メメ ω )(・・・・・・)

――――――――――――――――――

从 ゚∀从

――――――――――――――――――

(メメ ω )(ハインさん・・・すいませんお)

(メメ ω )(包丁・・・握れなくなってしまいましたお・・・)

930:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:54:47 ID:wCxLOavU0

::(‘A メ):: 「ブーン・・・まだ気を抜くなよ・・・」

(メメ ω )「わかってるお、ドクオ。まだ、“奴”の気配は・・・」

(メメ ω )「死んじゃいないお・・・!」

ミミ♯メФωФ彡「グ・・・ゥ・・・!!」

あれほどの威力を受けて、なおも倒されぬ。
竜王は再起し、こちらをねめつける。

931:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:56:26 ID:wCxLOavU0

ミミメ;ФωФ彡「・・・・・・」

ミミメ;ФωФ彡「何故だ・・・なぜそこまでする・・・」

ミミメ;ФωФ彡「それ程の損傷を負っては・・・」

ミミメ;ФωФ彡「仮に我を倒せたとしても・・・貴様らは・・・・・・」

(‘A メ)

(メメ ω )

(メメ ω )「わからんお」

(メメ ω )「今まで散々、他人を利用する事しか考えて来なかったお前に・・・」

(メメ ω )「自分以外の者の為に、力を尽くす事の尊さなんて理解できる筈がないお」

ミミメ;ФωФ彡

932:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:57:28 ID:wCxLOavU0

( ^ω^)『ギコ、聞いたお!自警団員の、犯罪検挙率1位を獲得したって!』

(,,゚Д゚) 『ああ、サンキュー。まぁ、そんな大したことはねえよ』

( ^ω^)『いやいや、凄いお、偉いお』

(*゚ー゚) 『そうよ。もっと胸をはってもいいことよ、ギコ』

(,,゚Д゚) 『よせやい。本当に、そんなもんじゃないんだ』

933:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:58:14 ID:wCxLOavU0

(,,゚Д゚) 『俺は・・・この街を守りたいだけだ。だから、ついムキにもなっちまう』

(,,゚Д゚)『お前やしぃが、安心して暮らせる街をな』

(,,゚Д゚)『そのためにゃ、俺は何だってするさ』

(,,゚Д゚)『それが俺の仕事だからな』

(*゚ー゚) 『ギコ・・・』

( ^ω^)『お前・・・・・・』

( ^ω^)『なに恥ずかしい事いってんだお』

(*゚ー゚) 『ちょっとくさいかな・・・うん』

(*,,゚Д゚)『畜生!おまえらが誘導したんだろが!』

934:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 19:59:42 ID:wCxLOavU0

( ^ω^)『いや・・・でも、本当に凄いお』

(*゚ー゚) 『そういう風に馬鹿正直に言える事が、ギコのいいとこよね』

(,,゚Д゚)『ちっ・・・』ポリポリ

( ^ω^)『祝いで、何か美味いものでもつくってやるお!』

(,,゚Д゚)『おー!そらありがぇ!』

(*゚ー゚)『わたしも相伴していいかしら』

( ^ω^)『もちろんだお!』

( ^ω^)(ギコ、ブーンはお前を、心からカッコいいと思うお。おまえみたいに・・・)

( ^ω^)(なりたいお――――――!)

935:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:00:46 ID:wCxLOavU0

ミミ♯メФωФ彡「ウウゥ・・・」

ミミ♯メФωФ彡「ウガアアアアアアアアアアアアアア!!」

::(‘A メ):: 「ブーン・・・悪いが、回復呪文はかけてやれない・・・」

::(‘A メ):: 「俺の残りの魔力は・・・すべて攻撃力にかける・・・!」

(メメ ω )「了解だお・・・ドクオ・・・ 頼んだお・・・!」

936:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:02:32 ID:wCxLOavU0

ミミ♯メФωФ彡「くぅ、ふぅ――――――」

竜王の口から、光が漏れる。

(メメ;゜ω゜) 「!!」 ::(‘A ;メ)::

ミミ♯メФωФ彡「ニンゲンどもが・・・ナメルなああああああああッ!!」

ミミ♯メФωФ彡,.;、:.、,;  「バアオオオオォォオオオオオ大オオオオオオオオオオ!!!」

激しい炎熱が息吹かれる。
それは、この広い部屋全体にも行き渡るかの勢いで。

巨大な質量を伴うかのような高熱の突風が、ブーン達に襲いかかる。

937:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:04:32 ID:wCxLOavU0

(((((メメ# ω ))))「ぐああああおっっ!?」

::(((( A#メ)))):: 「うおおお・・・!!」

ミミ♯メФωФ彡「ふぅ、ふぅ・・・!」

;(メメ# ω;),「あ・・・ あ・・・っ」

::(;A#メ)::; 「・・・・・・う」

ミミ♯メФωФ彡「グルルル・・・」

ミミ♯メФωФ彡「シャアアっ」

(メメ# ω )「・・・!!うおお・・・」

ブーンはドクオを庇おうと、よたよたと動く。
しかし、その動きにもはや精彩はない。

虚ろに剣を前に突き出しながら、竜王の前へ。

938:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:05:29 ID:wCxLOavU0

ミミ♯メФωФ彡「どけええいッッ!!」ブンッ!!

((((メメ# ω )))「ぐ・・・ッ」ドゥッ!!

ミミ♯メФωФ彡「うぐ・・・・・・」

しかし、竜王もまた確実に消耗していた。

全盛の状態ならば、今の一撃でブーンの体中の骨肉が砕けていただろう。
剣で牽制するブーンに対し、思うように近づくことができない。

ミミメ;ФωФ彡(く・・・こいつ・・・)

939:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:06:45 ID:wCxLOavU0

(メメ# ω )「とお・・・さない・・・ ここは・・・」

(メメ# ω )「竜・・・王・・・・・・!!」

ミミメ;ФωФ彡(ッ・・・ こいつ・・・不死身か・・・!?)

もはやブーンを奮い立たせているものは、執念。
その気迫に、刹那押される。

ミミメ;ФωФ彡「ッ・・・」

ミミメ;ФωФ彡(なんだ・・・この感覚は・・・)

ミミメ;ФωФ彡(馬鹿な・・・こんな瀕死のニンゲンに対して・・・)

ミミメ;ФωФ彡(ロトの勇者ですら、我を威圧することはできなかったというのに・・・!)

ミミメ;ФωФ彡(我が・・・畏怖など・・・!?)

940:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:07:59 ID:wCxLOavU0

ミミ♯メФωФ彡「・・・ちいぃッッ」

ミミ♯メФωФ彡「・・・ガアアっ!!」ズバァッ!!

((((メメ# ω )))「ッ・・・・・・」

ブーンの剣を振り切り、竜王はドクオへ突貫する。

竜王の狙いは、あくまで魔術師ドクオ。
攻撃手段の根源を狙うべく。

::(‘A`;メ):: 「!!」

ミミ♯メФωФ彡「ふん!!」

大口をあけ、噛み付きの攻撃。

941:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:09:08 ID:wCxLOavU0

::三((‘A ;メ)):: 「くぅッ!」 バッ

転じながら、それを躱す。

竜王の歯が噛み合わせられる度に、
まるで断首台を引き下ろす様な、鋭利な音が響く。

ミミ♯メФωФ彡「ガフぅッ!!」ガッ!!

::(( A ;メ)):: 「ぐあああ!!?」

ついに、竜王の牙がドクオの腕をとらえた。
そのまま、持ち上げられる。

((メメ#゜ω゜)「ド・・・クオ・・・!!」

942:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:10:46 ID:wCxLOavU0

ブーンは、先の攻撃の衝撃に倒れながら、必死に動こうと。
だが、身体は言うことをきいてくれない。

視界暗く、血を吐きながら、震えるばかり。

(メメ# ω )(ああ・・・動け! 動け動け動け!!)

ミミ♯メФωФ彡「がグぅッ!!」バキィッ!!

::((( A ;メ)):: 「くあああああぁっ!!」

ドクオの腕が、噛み砕かれる音が、響いた。

(メメ#゜ω゜)「ど、ドクオーーーーッッ!!」

943:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:12:58 ID:wCxLOavU0

::((( A#メ)):: 「――――――そ・・・」

::((( A#メ)):: 《 そっちは義手だよ・・・馬鹿野郎・・・!! 》 カッ!!

ミミメメ;ФωФ彡「な――――――!!?」

三発目。

極大の魔法の発動は、ドクオ自身をも巻き込んだ。

(((((ミミメ;;;;;;ω: ;;彡))「ガハァアアアアァアアアっっ!!」

945:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:14:25 ID:wCxLOavU0

、,((;A#メ));、 《ギラ!!》

ドクオは、真上に向かって、呪文を放つ。
それは石天井を砕き、たちまち瓦礫の雨が降り注ぐ。

(((((ミミメ;;;;;;ω: ;;彡))「ぐあああああッッ!!?」ドガゴゴゴッ

((メメ#゜ω゜))「ドクオ・・・!!」

瓦礫が降り注ぐさなか、ブーンは走り寄り、
ドクオの身柄を回収し、距離をとる。

947:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:15:41 ID:wCxLOavU0

そして、先ほど天井を砕いたからか、
あるいは竜王の魔力で支えられしこの城が、主の魔力が失われつつある故にか。

そこかしこに亀裂が入り始め、そして城全体に揺れが生じ始めた。

揺れの中で、ブーンはドクオを介抱する。

(メメ;^ω^)「ドクオ、ドクオしっかりしろお・・・!!」

( A#メ)「ブーン・・・俺は・・・なんとか・・・大丈夫だ・・・」

(メメ;゜ω゜)「あ・・・・・・」

( A#メ)「く・・・ぜぇ、ぜぇ」

(メメ;゜ω゜)「ど、ドクオ・・・お、お前・・・」

950:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:17:59 ID:wCxLOavU0

( A#メ)

(メメ;゜ω゜)「お前・・・  眼が・・・・・・!」

至近距離からの閃熱、爆風は、術者の眼をも焼いた。

隻腕になり、焼け爛れ光を失った眼(まなこ)を向け、ドクオは語りかける。

(‘Aメ)

(メメ^ω^)

(‘Aメ)「ブーン・・・信じたくもないことだが・・・竜王はまだ・・・生きている・・・」

(メメ^ω^)「・・・・・・ああ・・・・・・」

崩れゆく瓦礫の落下の中、未だ竜王の気配死なず。

953:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:20:49 ID:wCxLOavU0

(‘Aメ)「もう・・・チャンスは一度しかないだろう」

(メメ^ω^)

(‘Aメ)「・・・次に・・・すべてを・・・かけるしかない・・・」

(‘Aメ)「しかし俺にはもう、ものが視えない・・・魔力の気配を察知して、
呪文を当てる事は出来るかもしれないが・・・それでは可能性が低くなってしまう」

(‘Aメ)「だから、ブーン・・・」

(‘Aメ)「お前が俺の――――――“眼”になるんだ」

(メメ^ω^)

954:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:22:37 ID:wCxLOavU0

(‘Aメ)「お前のその剣は、俺の魔力を練り込まれて創られている・・・」

(‘Aメ)「だから、俺の魔力に順応しやすい」

(‘Aメ)「強力な魔力の負荷が掛かっても、おそらく砕けずに数秒は保つだろう・・・」

(メメ^ω^)

(‘Aメ)「今から、お前の剣に、俺の全魔力を注ぎ込む・・・!」

(‘Aメ)「そいつで、お前が奴をぶった斬るんだ」

(‘Aメ)「俺の魔力と、お前の膂力(りょりょく)が加われば、その威力はさらに増幅されるはずだ・・・!」

957:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:24:48 ID:wCxLOavU0

(‘Aメ)「俺の生命力をもギリギリまで注力して、その剣に託す」

(‘Aメ)「加えて、その剣を握る、お前の生命力も・・・
エネルギーの源として還元する・・・いいな?ブーン」

(メメ^ω^)「ドクオ」

(メメ^ω^)「ここで今、お前とともに戦えていることを――――――」

(メメ^ω^)「ブーンは誇りに思うお」

(‘Aメ)「・・・はは」

ドクオは、笑った。

960:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:26:56 ID:wCxLOavU0

「・・・ブーン、いくぞ。いいな?」

「ああ、ドクオ。準備は万端だお」

962:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:28:56 ID:wCxLOavU0

時の流れは止まったように、遅く流れていく。

ドクオがブーンの剣に触れ、魔力を注ぎ込む。

(‘A#メ)

ブーンの剣は、真っ赤に光り輝き、熱を帯びた。

╋──

963:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:30:02 ID:wCxLOavU0

ブーンはそれをしかと握り、走り出す。

(メ#゜ω゜)

瓦礫を吹き飛ばして、その中から竜王が現れる。

ミミ♯メメФωФ彡

964:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:32:10 ID:wCxLOavU0

((メ#゜ω゜)つ╋──                              ミ ФωФメメ♯彡彡))

ブーンの握る剣の放つ高熱は、その手指をじりじりと焦がす。

痛みなど、最早どうでもよかった。

ただ強く、握りしめて。

向かってゆく。 清算の時だ。

965:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:33:11 ID:wCxLOavU0

((メ#゜ω゜)つ╋──                   ミ ФωФメメ♯彡彡))

ブーンの目から、涙がこぼれ落ちる。

それが剣の熱にあてられ、消えていった。

涙の理由はわからない。

それを、逡巡している暇もない。

966:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:35:03 ID:wCxLOavU0

((メ#゜ω゜)つ╋──       ミ ФωФメメ♯彡彡))

ブーンは捨てた。

自分の持てる全てをかなぐり捨て、赤熱の剣を握る。

いや、捨てたのではない。

賭したのだ。

その腕に、アレフガルドの願いを、希望をのせて。

その剣に、先に散っていった仲間達のすべての想いを込めて。

967:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:36:43 ID:wCxLOavU0

さぁ、いけ。

いくのだブーン。

栄光を掴む為に。

平和の光を、この世界に再び降りそそがせる為に。

己が命に託されたすべてを、勝利の一撃への力へと換えよう。

968:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:38:06 ID:wCxLOavU0

ッ,; ((メ#゜ω゜)づ 「おおおおおおおおおおッッ!!」

ブーンは高く、高く跳躍した。

剣から炎の翼が生え、飛翔する。

さぁ、その剣にて、いざ果たさん。

969:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:39:15 ID:wCxLOavU0

今、正義の領域からの刃をもってして――――――

光のアレフガルドを、取り戻すのだ。

( A#メ)   「・・・ブーン・・・・・・いけ・・・・・・・・!!」

971:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:40:14 ID:wCxLOavU0

(‘A`#メ)  「――――――いっけぇぇぇえええええええええええええええええ!!!!」

「竜ううううううううううううううううううううううぅううううううううううう
((((メ#゜ω゜)づ ううううううううううう王ぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッ!!!!!」

「グおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
ミミ♯メФωФ彡 オオオオオオオオオオオガアアアアアアアアアアアア亜アアアアアアアアアア
アアアアアアアアアアアアアアアああああアアアアアッッ!!!!!」

976:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:45:48 ID:wCxLOavU0

会心の一撃。

977:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:47:31 ID:wCxLOavU0

渾身の剣撃が炸裂する。

途轍も無い爆風に巻き込まれ、ブーンは吹き飛ばされ、地面に叩き付けられる。

(メメ#-ω-)

( A メ)

ブーンの剣は、砕けた。

その手に握られた柄のみを残して。

ブーンの周りの粉々になった剣刃が、赤光を煌めかせる。

978:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:48:50 ID:wCxLOavU0

戦士達は、力尽き果て倒れ伏した。

もはや一滴の力も残ってはいない。

(メメ;-ω-)「ぅ・・・・・・」

( A メ)「・・・・・・ふ・・・」

はらはらと、煙がはれてゆく。

城全体が鳴動し、音を立てながらパラパラと崩れ出してゆく中で。

薄朧げな意識で、必死に前を向いた。

ブーン達の、視線のその先にあるものは――――――

979:名も無きAAのようです:2012/03/30(金) 20:49:56 ID:wCxLOavU0

あの豪撃の受けてなお、その足で奮い立つ――――――

竜王の姿だった。

to be continued………

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